いざカテーテル検査へ
検査の予定を組んで患者はカテーテル室に入室、さあ清潔手袋つけてシースの水通しを!
、、、ちょっと待って!その前に確認する点があります。
患者名チェック
当たり前ですが患者取り違えが無いか顔氏名を確認しましょう。患者側としてもいつものドクターが来たと思って少し安心するかもしれません。さりげなく腎機能値、アルコール禁でないかなども確認しておきましょう。
穿刺部位の確認
穿刺部位は大腿なのか、橈骨なのか、右か左か。最近(3ヶ月)のIVRで止血デバイスなどが入っていないか。CTAなどで穿刺からのアクセスの血管情報が有れば狭窄の有無を確認。もちろん触知して穿刺難易度を推定します。
検査血管、検査プランの確認
検査目的に応じて検査する血管の優先順位は決まります。総頚動脈までなのか内頚、外頚の打ち分けが必要なのか、椎骨動脈はどちらがdominantなのか、カニュレーションできそうなのか。3D DSAは必要なのか、頚部圧迫による評価は必要なのか、、、
上記のプランは検査者だけでなく、他のスタッフや放射線技師なども共有しておくと良いです。
ちなみに上記の優先度の高い血管から撮影する派とカテーテルの形状変化を考慮して常に同じ順番で検査する派があります。
個人的には患者が耐えられなくなる、検査機器が故障する、と言ったトラブルを何回か経験しているので優先順位に沿って撮影をする派です。
それでは清潔に
ここまでくれば検査の大まかな流れは明確になっているはずです。消毒してデバイスの準備をしましょう。
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