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外科手術-テクニック

無症候性髄膜腫の治療適応について

脳外科の腫瘍性病変の中でも比較的遭遇頻度が高いものとして髄膜腫が挙げられます。 症候性のものは治療対象になりますが無症候性のものに対しては何を適応基準にするのか。高齢化社会に伴って適応の考え方も色々なケースを想定する必要があると思われます。...
外科手術-テクニック

脳実質内での止血について

血腫除去や脳実質内腫瘍の摘出術では脳血管外科でのくも膜下腔、や軟膜下腔の出血と違い実質内からの出血に対して止血がほぼ必須です。 今回実質内の出血に対する止血に対して個人的に意識している事を記載していきます。 どういう血管から出血しているのか...
血管内治療

遠位撓骨動脈アプローチ、動画追加・追記

以前の記事で遠位撓骨動脈アプローチについて解説しました。既にYouTubeに遠位撓骨動脈穿刺の動画は複数アップロードされていますが、こういう手技は具体的な例で成功イメージつかめばつかむほど成功しやすくなると思いますので一助になれるように公開しました。
外科手術-テクニック

Stealth System(ナビゲーションシステム)でDSA画像を使う方法

ナビゲーションと3D DSA 脳外科手術の際に動脈や静脈の情報が重要となるような症例では術前に脳血管造影検査を行って3D DSAや3D DSV(別記事で詳細に触れます)を行うことで血管構造を細かく把握することができます。 以前から3D ワー...
外科手術-テクニック

磁場式ナビゲーションシステムの注意点

磁場式ナビゲーションとは 脳外科の手術では頭皮-頭蓋骨を超えて深部に操作対象があり、脳そのものをそこまでずらすことは難しいため病変の位置を術中に同定することは非常に大事です。 従来よりNasionや外耳孔などの解剖学的位置や頭蓋骨の縫合線な...
血管内治療

IVR中級〜遠位橈骨動脈穿刺〜

Distal radial arteryと呼ばれる遠位橈骨動脈を穿刺してIVRを行う報告が増えてきています。2014年に報告されてからまだ10年経過していないアプローチですがいくつかの利点があり、積極的に用いています。
外科手術-テクニック

被殻出血の血腫除去術~sylvian? cortical?

脳神経外科手術における初心者が実際に顕微鏡で手術を行う場合、脳内出血の血腫除去のケースが多いです。<br>一般に手術対象となる血腫除去術は被殻出血、皮質下出血、小脳出血、脳室内出血がほとんどです。今回はその中で二通りアプローチ方法がある(内視鏡除く)被殻出血の血腫除去術に対して解説します。
外科手術-テクニック

手回しドリルのコツ

脳外科の手術のうち初学者が術者として行う手術は慢性硬膜下血腫などが多いです。 通常慢性硬膜下血腫の手術ではバーホールを一つ穿ち、その中で手術を行うことになります(もちろん違う術式の施設もありますが)。 最近では慢性硬膜下血腫でも安全性の面な...
血管内治療

カテーテルからの逆血確認の重要性

脳血管内治療はカテーテルを誘導しなくては始まりません。 カテーテル誘導時の基本に逆血確認という原則がありますが、なぜ必要なのか具体例を交えて考察します。
バイパス術

バイパス練習講座~その3

ドナーの準備 早速バイパス練習の実際を解説していきましょう。STA-MCAバイパスを想定している場合はSTA側の準備となります。端側吻合の「端」側です。 基本概念 この講座で解説する方法は神の手である上山先生や谷川先生(札幌禎心会病院)のや...