遠位撓骨動脈アプローチ、動画追加・追記
以前の記事で遠位撓骨動脈アプローチについて解説しました。既にYouTubeに遠位撓骨動脈穿刺の動画は複数アップロードされていますが、こういう手技は具体的な例で成功イメージつかめばつかむほど成功しやすくなると思いますので一助になれるように公開しました。
IVR中級〜遠位橈骨動脈穿刺〜
Distal radial arteryと呼ばれる遠位橈骨動脈を穿刺してIVRを行う報告が増えてきています。2014年に報告されてからまだ10年経過していないアプローチですがいくつかの利点があり、積極的に用いています。
カテーテルからの逆血確認の重要性
脳血管内治療はカテーテルを誘導しなくては始まりません。
カテーテル誘導時の基本に逆血確認という原則がありますが、なぜ必要なのか具体例を交えて考察します。
IVR落とし穴シリーズ
脳血管内治療で中間カテーテルを用いる際に長さはつい忘れがちですが、複数本用いると組み合わせによっては長さが足らなくなるケースがあります。
IVRの基礎〜検査カテーテル2〜
いざカテーテル検査へ 検査の予定を組んで患者はカテーテル室に入室、さあ清潔手袋つけてシースの水通しを! 、、、ちょっと待って!その前に確認する点があります。 患者名チェック 当たり前ですが患者取り違えが無いか顔氏名を確認しましょう。患者側と...
IVRの基礎~検査について~
まず何のために検査するのか 患者の病態を把握するために脳血管造影検査は非常に有益ですが、合併症の可能性も少ないながらあるのでなぜ脳血管造影をするのかを検査前に考えておくことが大事です。ポイントは脳血管造影で得られる情報によって治療の方針が左...
IVRの基礎~橈骨動脈穿刺~
意外と当たる橈骨動脈 大腿動脈の次に穿刺に慣れることが多いのが橈骨動脈穿刺です。施設によっては診断カテーテルは殆ど橈骨動脈というところもあるかもしれません。かく言う管理人の施設は診断はほぼ全て遠位橈骨動脈、治療もほぼ遠位橈骨動脈か橈骨動脈を...
IVRの基礎〜大腿動脈穿刺〜
診断カテーテルでも血管内治療でもまずカテーテルを血管内に入れなければはじまらない、ということで動脈の穿刺、カニュレーションについて。 まず当たらない 研修医の多くがまずつまずくのが、まず血管に針が当たらない問題である。 教科書では鼠径靭帯か...