2021-03

クリッピング術

前交通動脈瘤のクリッピング(Pterional approach)

前交通動脈瘤に対する治療はコイル塞栓術、開頭クリッピング術があり、クリッピングの中でもアプローチ方向が前・左右の3方向あります。 今回はPterional approachでの進め方について解説します。
バイパス術

バイパス時の縫合糸の扱い方~持針器編~

脳神経外科のバイパスなど縫合時に細い針を保持する器具として持針器があります。 サイズ、形状など多種にわたり、術者および術野に合った持針器を知ることが大事です。
外科手術-テクニック

皮膚切開について

脳神経外科手術での最初のステップは皮膚切開ですが実際のデザインは手術計画の最後になります。 この記事では皮膚切開の多用される3種類について長所と短所を概説します。
血管内治療

IVR落とし穴シリーズ

脳血管内治療で中間カテーテルを用いる際に長さはつい忘れがちですが、複数本用いると組み合わせによっては長さが足らなくなるケースがあります。
血管内治療

IVRの基礎〜検査カテーテル2〜

いざカテーテル検査へ 検査の予定を組んで患者はカテーテル室に入室、さあ清潔手袋つけてシースの水通しを! 、、、ちょっと待って!その前に確認する点があります。 患者名チェック 当たり前ですが患者取り違えが無いか顔氏名を確認しましょう。患者側と...
血管内治療

IVRの基礎~検査について~

まず何のために検査するのか 患者の病態を把握するために脳血管造影検査は非常に有益ですが、合併症の可能性も少ないながらあるのでなぜ脳血管造影をするのかを検査前に考えておくことが大事です。ポイントは脳血管造影で得られる情報によって治療の方針が左...
血管内治療

IVRの基礎~橈骨動脈穿刺~

意外と当たる橈骨動脈 大腿動脈の次に穿刺に慣れることが多いのが橈骨動脈穿刺です。施設によっては診断カテーテルは殆ど橈骨動脈というところもあるかもしれません。かく言う管理人の施設は診断はほぼ全て遠位橈骨動脈、治療もほぼ遠位橈骨動脈か橈骨動脈を...
血管内治療

IVRの基礎〜大腿動脈穿刺〜

診断カテーテルでも血管内治療でもまずカテーテルを血管内に入れなければはじまらない、ということで動脈の穿刺、カニュレーションについて。 まず当たらない 研修医の多くがまずつまずくのが、まず血管に針が当たらない問題である。 教科書では鼠径靭帯か...
クリッピング術

ハサミではさみうち?

開頭クリッピング術は剥離が大事 開頭クリッピング術は破裂、未破裂脳動脈瘤に対する有効な破裂予防手術です。特に未破裂脳動脈瘤の場合はなるべく脳構造を破壊せずに目標となる動脈瘤へ到達しなければならないことが特徴である。 他の臓器と違い臓器の授動...
バイパス術

バイパス時の針糸の取り扱い~使用器具~

バイパス時の縫合糸の扱い方 STA-MCAバイパスなどで使用される糸は細く、10-0 ナイロンや11-0 ナイロンが使われることが多い。初学者は針糸の扱いに戸惑うことで時間をロスすることが多く、実際の吻合作業より時間が取られることも多い。今...