血管内治療

IVRの基礎~検査について~

まず何のために検査するのか 患者の病態を把握するために脳血管造影検査は非常に有益ですが、合併症の可能性も少ないながらあるのでなぜ脳血管造影をするのかを検査前に考えておくことが大事です。ポイントは脳血管造影で得られる情報によって治療の方針が左...
血管内治療

IVRの基礎~橈骨動脈穿刺~

意外と当たる橈骨動脈 大腿動脈の次に穿刺に慣れることが多いのが橈骨動脈穿刺です。施設によっては診断カテーテルは殆ど橈骨動脈というところもあるかもしれません。かく言う管理人の施設は診断はほぼ全て遠位橈骨動脈、治療もほぼ遠位橈骨動脈か橈骨動脈を...
血管内治療

IVRの基礎〜大腿動脈穿刺〜

診断カテーテルでも血管内治療でもまずカテーテルを血管内に入れなければはじまらない、ということで動脈の穿刺、カニュレーションについて。 まず当たらない 研修医の多くがまずつまずくのが、まず血管に針が当たらない問題である。 教科書では鼠径靭帯か...
クリッピング術

ハサミではさみうち?

開頭クリッピング術は剥離が大事 開頭クリッピング術は破裂、未破裂脳動脈瘤に対する有効な破裂予防手術です。特に未破裂脳動脈瘤の場合はなるべく脳構造を破壊せずに目標となる動脈瘤へ到達しなければならないことが特徴である。 他の臓器と違い臓器の授動...
バイパス術

バイパス時の針糸の取り扱い~使用器具~

バイパス時の縫合糸の扱い方 STA-MCAバイパスなどで使用される糸は細く、10-0 ナイロンや11-0 ナイロンが使われることが多い。初学者は針糸の扱いに戸惑うことで時間をロスすることが多く、実際の吻合作業より時間が取られることも多い。今...
バイパス術

バイパス時の縫合糸の扱い方~ピンセット編~

STA-MCAバイパスなどで使用される糸は細く、10-0 ナイロンや11-0 ナイロンが使われることが多い。初学者は針糸の扱いに戸惑うことで時間をロスすることが多く、実際の吻合作業より時間が取られることも多い。今回はピンセットの使用にスポッ...